
自転車通勤ってやめたほうがいいって聞くけど、本当?
節約のために自転車通勤したいけど、続けるコツとか注意点は?
自転車通勤は健康や節約効果が期待できますが、雨の日や荷物の多さ、汗や疲れでつらくなることもあります。
毎日続けていると、自転車通勤に思った以上にストレスを感じる場面も多いかもしれません。
今回は、自転車通勤をやめたほうがいいと言われる理由や、続けたい人向けの工夫を紹介します。
自転車通勤をやめたほうがいいと感じる瞬間


通勤をやめたくなるきっかけになりがちな困りポイントを紹介します。
雨や風の日がつらい
自転車通勤において、天候の影響は避けられません。
雨や強風の日は、視界が悪くなったり、身体が濡れたりして通勤そのものがストレスになります。
レインコートや防水グッズを揃えても限界があり、服や荷物が濡れてしまうこともあります。
風が強い日はバランスを崩しやすく、事故のリスクにも気を付けなければいけません。


荷物や服装の自由がなくなる
自転車通勤では、荷物をできるだけ軽くまとめる必要があり、持ち運べる量に制限が出てきます。
風通しや動きやすさを優先するため、服装もある程度限定されてしまいます。
お気に入りのコーデができなかったり、仕事用の服がシワになったりと、地味にストレスがたまるポイントです。
通勤で汗をかく
特に夏場は、少し自転車をこぐだけで汗が噴き出します。
仕事場に着いたあとも汗が引かず、着替えや制汗ケアに時間がかかることも。
更衣室やシャワーがある職場ならまだしも、そうでない場合はかなりの不快感と気まずさを感じるかもしれません。
帰り道がキツい
仕事が終わったあとの帰り道は疲労もあり、出社時以上にしんどく感じられるかもしれません。
天気が悪くなっていたり、暗くなった道を走ったりするケースもあるため、安全面でも不安が増します。
「朝はよくても、帰りがつらいからやめたほうがいい…」と感じるきっかけになることもあります。
事故やトラブルのリスクがある
自転車通勤は車道を走る機会も多いため、車や歩行者との接触リスクがつきまといます。
道路の段差や滑りやすい舗装、暗い夜道など、注意すべき点は多く、日々のストレスにもなります。
一度ヒヤッとした経験があると、それ以降不安を感じながら走るようになる人も多いです。
自転車通勤を快適にするコツ


自転車通勤をできるだけラクに続けられるようにする工夫やアイテムを紹介します。
軽量・撥水リュックに切り替える
荷物の重さや水濡れを軽減したいなら、軽くて撥水性のあるリュックが便利です。
背中のムレを防ぐメッシュ構造のものや、ポケットが多く整理しやすいタイプもおすすめ。
荷物が多い日はショルダーよりもリュックのほうが安定しやすく、安全面でも安心です。


通気性・吸汗速乾のインナーを活用する
汗をかいても快適に過ごすには、インナー選びが重要です。
通気性が高く、汗をすぐ乾かしてくれる素材のインナーを着ておくと、不快感を大幅に減らせます。
特に夏場は、1枚あるだけで体への負担がだいぶ変わります。


電動アシスト付き自転車を使う
長距離や坂道が多い場合、電動アシスト自転車を使うだけで体力的な負担がかなり軽くなります。
初期費用はかかりますが、体力面で「通勤がしんどい」と感じていた人にはかなり効果的な選択です。
バッテリーの持ちも年々向上しており、通勤距離によっては毎日充電しなくても問題ないモデルもあります。
雨の日は電車に切り替える
悪天候の日は、無理に自転車で通勤せず、電車やバスに切り替える柔軟さも大切です。
事前に代替ルートを把握しておけば、急な天気の変化にも慌てず対応できます。
「今日は自転車はやめておこう」といった判断が、自転車通勤を継続するうえで重要なポイントです。
自転車通勤をする際の注意点


交通費がかからないと思われがちな自転車通勤ですが、実は見えにくい出費や注意点も多くあります。
パンク修理・チェーン交換など車体コストがかかる
自転車はパンク時の修理やチェーンの劣化、ブレーキの調整など、定期的にメンテナンスが必要です。
毎日自転車通勤で使う場合は消耗が早く、思った以上に修理費がかかることも考えられます。
ウェアやグッズへの出費がかかる
快適に自転車で走るには、吸汗性の高いウェアやレインカバー、ライト、空気入れなどのグッズが必要になることもあります。
最初は「あるものでいいか」と思っても、徐々に揃えるためにコストがかさむ場合があります。


体調を崩したときのリスク
風邪気味の日や体力が落ちた日は、自転車通勤が体力面で大きな負担になります。
電車通勤と違い、自分の体力が頼りになるため、体調によっては通勤が億劫になることもあるでしょう。
回復に時間がかかることもあるため、無理は禁物です。
車体のメンテナンスが必要
チェーンの注油や空気圧の確認、ブレーキの調整など、定期的な手入れをしないと事故やトラブルの原因になります。
特に雨の日の翌日などは、パーツの劣化が進みやすいので注意が必要です。
安全のためにも、定期的な点検やメンテナンスの習慣を持っておきましょう。
自転車通勤に向いてる人の特徴


自転車通勤を取り入れて続けやすいタイプの人の特徴を紹介します。
体力に自信がある
毎日の通勤で10~30分ほど自転車をこぐには、ある程度の体力が必要です。
ちょっとの坂や信号待ちでも疲れてしまうと、自転車通勤を習慣とするのは大変になります。
普段から運動をしている人や、歩くのが苦にならない人には自転車通勤が向いています。
通勤距離が短め(片道5km以内)
距離が長すぎると、毎日通うだけで疲労がたまりやすくなります。
自転車通勤を無理なく続けるには、片道5km前後がひとつの目安。
信号の多さや道の混雑も含めて、通勤時間が30分以内におさまると気持ちの負担も減らせます。
職場に更衣室やシャワー設備がある
通勤中に汗をかいても到着後にスッキリできる環境があると、自転車通勤のハードルは大きく下がります。
汗のニオイや着替えの不安が減ることで、安心して自転車通勤を選びやすいです。
設備がない場合は、制汗グッズや速乾性のインナーで対策しましょう。


天候や体調に合わせて柔軟に対応できる人
「雨の日は無理せず電車にする」「体調が悪い日はゆっくり休む」など、状況に応じて柔軟に判断できる人は、無理なく自転車通勤を続けやすいです。
頑張りすぎない姿勢が、継続のカギになります。
まとめ


自転車通勤は、健康や節約の面で魅力的な選択肢ですが、実際には雨の日の不便さや体力的な負担など、思っていたよりも大変な点が多いのも事実です。
とはいえ、自転車通勤はちょっとした工夫や環境の整備によって、快適さをグッと上げることもできます。
「自転車通勤が合っているかどうか」の判断は、理想だけでなく現実的なデメリットや注意点も知っておくことが大切です。
自分の生活スタイルや体調に合わせて、無理のない通勤方法を選んでいきましょう!